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日立がイタリアの鉄道運営会社Trenitalia(トレニタリア)社から新型2階建て車両を受注
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)の鉄道システム事業におけるグループ会社である日立レールイタリア社(CEO:Maurizio Manfellotto)は、このたび、イタリア共和国(以下、イタリア)の鉄道運営会社であるTrenitalia (トレニタリア社)と、同社の新型車両として最大300編成の2階建て車両を26億ユーロ(約3,000億円)で供給することに合意し、まず39編成(195両)を3.33億ユーロ(約380億円)で受注しました。
今回納入する車両は、日立レールイタリア社が製作を担当する新型の2階建て通勤車両で、イタリアの有名画家と同じ「カラバッジオ」と名づけられました。日立レールイタリア社で設計される新しい車両は、人間工学に基づいたレザーシートや、多目的スペースの設置などにより、より快適な乗車空間を乗客に提供します。
1編成(5両)の全長は136mで、乗車定員は656名でトップクラスの輸送能力を備えています。新型車両の最高速度は160km/hで、16,000km以上にわたるイタリアの在来線に投入される予定です。
今回の新型車両の車体は、イタリアにあるピストイア工場とレッジオカラブリア工場で、モーターや電気品をはじめとしたコンポーネントについてはナポリ工場で製作される予定です。
日立製作所 執行役専務 鉄道ビジネスユニットCEO アリステア・ドーマーのコメント
「今回の受注は日立の優れた品質の高さを示すものであり、イタリアのチームを誇りに思います。新型車両「カラバッジオ」は顧客と乗客の期待に充分にこたえる通勤車両の象徴になると考えます。」
以上