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日立がイタリアの鉄道会社トレニタリア社と二階建て車両の追加受注に関する正式契約を締結
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)の鉄道システム事業におけるグループ会社である日立レールイタリア社(CEO:Maurizio Manfellotto)は、イタリア共和国(以下、イタリア)の鉄道運営会社であるトレニタリア社から、同社の通勤車両として、二階建て車両136両を約250億円で受注しました。
日立レールイタリア社は、イタリアのフィンメカニカ株式会社(CEO:Mauro Moretti)から日立が2015年11月に買収した、アンサルドブレダ株式会社の修理・修繕事業と既受注案件の一部を除く事業を継承した企業です。
本案件は、日立レールイタリア社がトレニタリア社と2010年3月に締結した契約に基づく3回目の追加受注案件で、112両の中間車両と24両の先頭車両の計136両の二階建て車両を受注しました。受注した車両は、イタリア全土の16,000km以上にわたる在来線に投入される予定です。今回の受注により、2010年の契約締結以降、日立レールイタリア社は計706両(575両の中間車両と131両の先頭車両)の二階建て車両をトレニタリア社に納入します。
車両の材質は鋼製で、二階建て車両の内部はスペースの最大化を図り、優れた快適性を乗客に提供するよう設計されています。今回納入する車両は、日立レールイタリア社が保有するイタリア北部のピストイア工場およびイタリア南部のレッジオ・カラブリア工場で製造し、電気品をはじめとしたコンポーネント品についてはイタリア中部のナポリ工場で製造します。
日立レールイタリア社CEO モーリッツィオ・マンフェロット(Maurizio Manfellotto)のコメント
「今回の受注は、日立レールイタリア社の代表製品である二階建て車両の品質、信頼性が評価されたものです。今後も当社の最先端の技術により、トレニタリア社をはじめとしたお客様に快適性に優れた車両を提供していきます。」
二階建て車両のスペック
以上