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新型特急車両 N100系 SPACIA Xが「iF DESIGN AWARD 2024」を受賞!!
東武鉄道株式会社(本社:東京都墨田区、以下「東武鉄道」)と車体設計・デザイン検討・製作を行った株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区)は、鉄道車両N100系 SPACIA X(以下、スペーシアX)が、「iF International Forum Design GmbH」が主催する「iF DESIGN AWARD 2024」を共同で受賞したことをお知らせします。
浅草と日光・鬼怒川エリアをつなぐ新型特急車両として2023年7月15日より運行を開始したスペーシアXは、「Connect&Updatable」をコンセプトに、従来の100系「スペーシア」が築き上げてきた伝統やブランド・イメージを維持・継承しながら、より進化した上質なフラッグシップ特急を目指し製作した車両です。車体色・車内照明に沿線観光地の文化的な色彩や造形を取り入れたデザインを採用しているほか、多様なニーズにお応えするため、コックピットラウンジ・コックピットスイートをはじめ、6種類のシートバリエーションを設えております。今回、こうしたデザインが評価され、ProductおよびPublic Transport分野での受賞に至りました。
1 受賞車両:東武鉄道新型特急車両 N100系 SPACIA X
2 受賞内容:「iF DESIGN AWARD 2024(iFデザインアワード2024)」(「iF International Forum Design GmbH」主催)
3 評価のポイント:5つの評価基準(Idea(独創性)、Form(形状)、Function(機能性)、Differentiation(他製品・サービスとの差別化)、Impact(影響度))に基づき審査が行われ、スペーシアXはDifferentiationの項目について、高い評価をいただいております。
ご参考:「iFデザインアワード」は、世界で最も重要かつ名誉あるデザイン賞の1つとして、iF International Forum Design GmbH (独ハノーファー市)が1953年から主催し、毎年、全世界の工業製品等を対象に、独立したデザイン専門家による評価のうえ、優れたデザインを選定しています。iFデザインアワード2024については、72ヵ国から10,807件のエントリーがありました。
東武鉄道新型特急車両 N100系 SPACIA Xについて
1 運行開始日:2023年7月15日(土)
2 形式名:N100系
3 導入両数:4編成24両(4編成での営業運転は2024年3月16日から実施)
4 座席数:212席
5 導入路線:東武スカイツリーライン・日光線・鬼怒川線 浅草~東武日光、鬼怒川温泉駅間
6 車両概要:
(1) コンセプト「Connect & Updatable~その人、その時と、つながり続けるスペーシア~」
鉄道の物理的なつながりに留まらず、様々な情報やサービスを更新し提供することで、車両に乗り込んだ瞬間から、お客様それぞれにとって「自分だけの最適な日光・鬼怒川エリア」とつながることができ、幾度も同エリアを訪れたくなる特急を目指します。
(2) 車両デザイン
現行スペーシアのフォルムを現代に進化させ、デザインに取り入れました。カラーリングは日光東照宮陽明門・唐門・御本社に塗られた「胡粉(ごふん)」の白を彷彿とさせる高貴な白をイメージし、窓枠は鹿沼に伝わる組子や、竹編み細工といった江戸の手仕事を思わせる丁寧につくられた工芸品のような佇まいで、大切なものを包み込んでいるかのような期待を演出しています。
(3) 座席
現行スペーシアにある個室も継承するほか、ラウンジなど新たに様々なタイプの座席を用意することで、より上質な空間を提供するとともに、幾度も乗車したくなる特急を目指します。
(4) カフェカウンター(GOEN CAFÉ SPACIA X)
「自分だけの最適な日光・鬼怒川エリア」と出会える場となるため、新しいものを積極的に取り入れ、ここでしか出会えない五感で楽しむ商品等を提供します。
(5) カーボンニュートラルな運行
現行スペーシアと比べ、CO2排出量を最大40%削減します。また、運行の使用電力相当分は、全て再生可能エネルギー由来の電力に実質的に置き換え、CO2排出量を実質「ゼロ」とします。
新型特急スペーシアX(SPACIA X)特設サイト:https://www.tobu.co.jp/spaciax/