日立、イタリアでコンソーシアムのメンバーとして約2,800億円の高速鉄道路線向けデジタル信号化契約に参画
株式会社日立製作所(以下、日立)の鉄道システム事業におけるグループ会社である日立レールが参画するIRICAV DUEコンソーシアム*1は、イタリア共和国(以下、イタリア)の鉄道インフラを管理するRete Ferroviaria Italiana(レーテ・フェロヴィアリア・イタリアーナ/以下、RFI)と、イタリアのヴェローナ-パドヴァ間を結ぶ高速鉄道のうち、ヴィチェンツァ近郊の路線区間向けに、線路やデジタル信号システムを設計・導入する契約を締結しました。コンソーシアムとしての契約総額は18億ユーロ(約2,800億円*2)です。長さ6.2kmという短い区間の契約ですが、乗客のヴェローナ-パドヴァ間の移動を変革するものです。
この高速鉄道路線建設プロジェクトでは、日立レールが欧州共通の列車制御システム(以下、ERTMS)レベル2を納入します。ERTMSは最先端の鉄道デジタル制御システム